比べて選ぶ
電気毛布とホットカーペットの違い|電気代・あたたまる範囲・一人暮らしの選び方
電気毛布は布団の中や体のまわりを、ホットカーペットは座っている床の面をあたためる道具です。消費電力は電気毛布が32W、1畳用のホットカーペットが230Wという製品があり、同じ時間使うと電気代に約7倍の差が出ます。寝るときの寒さが気になるなら電気毛布、床に座って過ごす時間が長いならホットカーペットが候補になります。
いちばんの違いは「どこをあたためるか」
電気毛布は、体に触れる布そのものがあたたかくなる道具です。布団の中に敷く、体に掛けるといった使い方で、あたためる範囲は体のまわりに限られます。熱が布団や衣類の中にこもるため、小さな電力で足ります。
ホットカーペットは、床に敷いて、その上に座ったり寝転んだりして使います。あたためるのは床の面で、座る場所を変えてもあたたかいのが利点です。面積が広いぶん、消費電力は電気毛布より大きくなります。
どちらも部屋の空気そのものをあたためる道具ではありません。部屋全体が寒いときは、エアコンなどの暖房と組み合わせて使うのが基本です。
電気毛布が向いているのは、こんな人
寝るときに布団が冷たいのがつらい人、ベッドで寝ていて床に座る時間が短い人には、電気毛布が合います。使わない季節はたたんでしまえるので、収納の少ない部屋でも場所を取りません。
洗濯機で丸洗いできる製品があり、肌に近いところで使うものを清潔に保ちやすいのも特徴です。洗えるかどうかは製品ごとに違うので、仕様欄で確認します。
ひざ掛けのように座って使えるかどうかは、製品によって違います。敷き専用のものを掛けて使うと傷みや故障の原因になることがあるため、説明書に書かれた使い方に従ってください。
ホットカーペットが向いているのは、こんな人
ローテーブルや座椅子で過ごす時間が長い人、床に座って食事や作業をする人には、ホットカーペットが合います。フローリングの床の冷たさが直接伝わらなくなります。
1畳用はおよそ176×88cmで、一人が座ったり横になったりできる広さです。部屋に敷けるかどうかは、家具の脚が載らない場所を測って確かめます。重い家具を上に載せて使えるかどうかは、説明書で確認してください。
切り忘れを防ぐために、一定の時間がたつと自動で切れる機能や、切タイマーの付いた製品があります。カバーを別に用意するタイプは、カバーだけを洗ったり取り替えたりできます。
どちらも気をつけたい低温やけど
電気毛布もホットカーペットも、体の同じ場所が長い時間触れ続けると、低温やけどになることがあります。熱いと感じにくい温度でも起こるため、気づきにくいのが特徴です。
ホットカーペットの上でそのまま眠らない、電気毛布は寝るときに温度を下げるかタイマーで切る、といった使い方が基本とされています。くわしい注意は、製品ごとの取扱説明書に従ってください。
両方を使うなら、時間で分ける
起きている間はホットカーペット、寝るときは電気毛布というように、過ごす場所に合わせて切り替えると、必要なところだけをあたためられます。
ホットカーペットは、下に断熱用のシートを敷くと熱が床へ逃げにくくなるとされています。上にひざ掛けを掛けて熱を閉じ込めるのも、設定温度を上げずに済ませる工夫のひとつです。
電気毛布とホットカーペットの比較表
| 項目 | 電気毛布 | ホットカーペット(1畳用) |
|---|---|---|
| あたためる場所 | 布団の中、体のまわり | 座っている床の面 |
| 消費電力の例 | 32W | 230W |
| 大きさの例 | 130×80cm | 約176×88cm |
| 主な使う場面 | 寝る前・寝るとき | 床に座って過ごすとき |
| しまうとき | たたんで小さくなる | 折りたためるが、電気毛布よりかさばる |
| 手入れ | 丸洗いできる製品がある | カバーを洗う・取り替える |
| 向いている人 | ベッドや布団で寒さを感じる人 | 床に座る時間が長い人 |
電気代の目安
| 1時間 | 1日 | 1か月(30日) | |
| 電気毛布を寝ている間使う 32W・1日8時間 | 約1.0円 | 約7.9円 | 約238円 |
| ホットカーペット1畳を夜に使う 230W・1日5時間 | 約7.1円 | 約36円 | 約1,070円 |
| ホットカーペット1畳を1日使う 230W・1日8時間 | 約7.1円 | 約57円 | 約1,711円 |
計算式:消費電力(kW)×使用時間×31円/kWh(全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価・税込)。消費電力はメーカー公表の最大値で計算しているため、温度設定や室温によって実際の電気代はこれより少なくなることがあります。電気毛布は32W(このサイトで紹介している山善の電気敷毛布の公表値)、ホットカーペットは定格230W(パナソニック DC-1NK・1畳相当のメーカー公表値)で計算しています。
このサイトで紹介している道具
タップすると、仕様と購入前のチェックポイントを確認できます。
よくある質問
電気毛布とホットカーペットでは、どちらの電気代が安いですか?
消費電力32Wの電気毛布と定格230Wの1畳用ホットカーペットを比べると、同じ時間使ったときの電気代は電気毛布のほうが小さくなります。1日・1か月の目安は上の表で比べられます。ホットカーペットは温度の設定や室温によって、実際の電気代が表より少なくなることがあります。
ホットカーペットの上で寝てもいいですか?
体の同じ場所が長い時間あたためられると低温やけどになることがあるため、ホットカーペットの上でそのまま眠らないよう注意を書いているメーカーが多くあります。寝るときは布団やベッドに移り、取扱説明書の注意に従ってください。
ワンルームに置くなら、ホットカーペットは何畳用がよいですか?
一人が座ったり横になったりする広さなら、1畳用(およそ176×88cm)が目安になります。ローテーブルのまわり全体をあたためたいときは、敷く場所の寸法を測ってから大きいサイズを検討します。サイズが大きいほど消費電力も大きくなります。
電気毛布をホットカーペットの代わりに床に敷いて使えますか?
電気毛布は布団の中で使うことを前提に作られた製品が多く、床に敷いて上に座る使い方は想定されていないことがあります。使える場所と使い方は製品ごとに違うので、取扱説明書で確認してください。
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